右脳的な西洋占星術 vs 左脳的な東洋占星術

季節がめぐってくるように、年月や人生にも周期や流れがあります。
占星術は、古代メソポタミアでの天体観測がもとになっています。
日本で占星術というと、西洋占星術がメジャーですが、
東洋で独自の発展を遂げた東洋占星術もあります。
東洋占星術には、
戦わずして勝つための「九星気学」と
戦うための戦術である「算命学」「四柱推命」「紫微斗数」などがあります。
東洋占星術は、そもそも戦いに勝つための戦略でした。
この時期はこの方向から日が昇って、この方向から風が吹いてくから、
どこに陣地を構えれば、太陽の光を背に受けて、
向かい風に乗ることができるのかを真剣に調べた結晶なのです。
東洋占星術では、陰と陽という2つの概念と、
木・火・土・金・水の5つの元素で世の中が成り立っているという
五行(ごぎょう)思想が元になっています。
一方西洋占星術では、万物を生成する要素は
火・地・風・水の4つ(四元素説)と考えています。
西洋占星術では実際の天体の星や惑星の動きを見ますが、
東洋占星術では仮想の太陽系を使い、
虚星といって目に見えない架空の星から読み解きます。
実際の星は、逆行があったりして不規則な動きもあり、
また立体の位置関係を把握しなければいけないので
右脳的なイメージ力が必要です。
それに対して虚星なら、一定の周期で動かすことができるので、
左脳派の方には理解しやすいと思います。