季節がめぐってくるように、年月や人生にも周期や流れがあります。
古代中国では、西洋の四元素説に対して、
木・火・土・金・水の5種類の元素で世の中が成り立っているという
「五行(ごぎょう)思想」が生まれました。
東洋占星術では、
天の気、地の気、人の気の天地人で世の中の動きを表しますが、
それぞれの「五行」の関係性で、その時はどんな時か、
その方の性格はどうで、どんな運勢かがわかるのです。
自然界のすべてのもの、人間の肉体や感情までも
「五行」で読み解くことができます。
開運法も「五行」がベースになっています。
たとえばお財布。
お財布は五行でみると「金」ですから、金を生むのは「土」。
なので土の性質のお財布を持つとよい、ということになるのです。
「五行」は、
・季節の変わり目にどんなことに気をつけたらいいか、
・病気になったらどうすればいいのか、
・朝はどんなことを習慣にするとよいのか、
なども教えてくれます。
私たちが毎日使っている暦(こよみ)も、
この「五行」が元になっています。
暦を見ると、その日がどんな日なのかがわかります。
四季の変化や、種まきの時期、収穫の時期も教えてくれます。
運気をアップさせるには、
運気の流れを知って、それに乗ることが一番です。
それを知ることができるのが暦です。
暦には、いつ何をすればいいのかとか、
その日世の中がどうなるかなどが書いてあります。
暦は、古代からの叡智の集大成なのです。